庭じまいで“手入れのいらない庭”をつくる|介護動線・駐車場リフォーム
2025.12.01
お庭づくり

家を建ててから年月が経ち、「そろそろ庭じまいを考えた方がいいのかな…」と考えている方も多いのではないでしょうか。
広い庭の草取りや剪定がだんだん管理できなくなってきた、台風のたびに高く伸びた木が心配。
実家のお庭のお困りごとを含め、こうした庭じまいにまつわるご相談が増えています。
とはいえ、どこまで残してどこから片付けるのかなど、庭じまいの進め方が分からないと一歩を踏み出しづらいものです。
この記事では、そんな不安を整理しながら、「残す・減らす・変える」という3つの選択肢で庭じまいのポイントを分かりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- 庭じまいの基本と「残す・減らす・変える」の3つの選択肢
- 高齢世代に増えている“庭のお困りごと”とその解決策
- 庭じまいの進め方(現状把握〜業者相談までのステップ)
- 手入れのいらない庭・ドライガーデンという選択肢

まず“理由”を整理しましょう|庭じまいを決断する前に
庭じまいを進めるうえで、まず大切なのは「なぜ庭じまいをしたいのか」を整理することです。
庭が広く、手入れが追いつかない。高く伸びた庭木が台風のたびに心配になる。
家族との思い出のある植栽を残したい気持ちと、管理がむずかしい現実の間で揺れている…。
そんなお気持ちを抱えて、ご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
- 庭が広く、草取りや剪定などの管理が追いつかない
- 高く伸びた庭木が台風や強風のたびに心配
- 思い出のある植栽を残したいが、手入れがむずかしい
- 将来の介護や相続・売却を見据えて、庭の“終活”を始めたい
特に60~70代の方から増えているのが、介護動線を確保するための庭じまいです。
「車の乗り降りを楽にしたい」「玄関までの段差をできるだけ減らしたい」といった暮らし方の変化も、庭を見直す大きな理由になります。

さらに、相続や売却を見据えた“庭の終活”という考え方も近年注目されています。
庭の状態を整えておくことで、将来的なトラブルや費用増加を防ぐことができます。
庭じまいは「すべてを壊すこと」ではありません。
残す・減らす・変えるという選択肢の中から、ご自身の暮らしに合う形を選ぶことで、負担を減らしながら“思い出を守る”ことも可能です。
どんな形の庭じまいが自分に合っているのかを一度考えてみましょう。

庭じまいの進め方|業者へ依頼するまでの流れ
庭じまいは「どこから手をつけたらいいか分からない」という声をよく聞きます。
大きなお庭ほど作業が複雑に見えますが、実はいくつかのステップに整理するとスムーズに進められます。
- 今の庭の状態をチェックする
- お庭を「残す・減らす・変える」で考える
- 伐採・抜根・整地・コンクリート舗装など費用の目安を持つ
- 写真や要望をまとめて、業者に相談する
① 庭の現状をチェックする
まずは今の庭の状態を思い出してみましょう。
伸びすぎた庭木はどの場所に生えているのか、雑草がよく生える場所、日当たり、地面の状態(砂利・土・コンクリート)などを把握することで、必要な作業が明確になります。
今のお庭のどんな部分を変えたいのかを一度振り返り、整理してみましょう。

② お庭を「残すか、減らすか、変えるか」を選択する
家族の思い出として残したい庭木、負担が大きい植栽、もう使わなくなった花壇など、
整理する際は残す・減らす・変えるの3つの方向から考えると失敗がありません。
「この庭木は残したい」「このエリアは、駐車場に変更したい」「お庭全部をお手入れのしやすいお庭に変えたい」など
どんなお庭が理想かを一度考えてみましょう。
③ 予算の目安を立てる
伐採・抜根、植栽撤去、防草シート、整地、コンクリート舗装など、項目によって費用は大きく変わります。
業者に依頼する前に、どのぐらいの予算でやりたいのかを決めましょう。
④ 業者に相談する内容を整理する
業者に依頼する場合は、下記をあらかじめ行っておくとスムーズです。
・庭の写真を事前に撮っておく
・気になっている場所や目的(管理を減らしたい、駐車場にしたい等)をまとめておく
軽い草取りは自分でできますが、高木の伐採や抜根、土壌改良、整地は危険が伴うためプロに任せるのが安心です。
無理をせず安全第一で判断しましょう。
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庭づくり・エクステリアのご相談は「庭史」まで
“残す”|思い出を守りながら、手入れをラクにする庭じまい
「庭じまいを考えているけれど、家族との思い出のある庭木は残したい」そんなご相談を頂くことも。
庭じまい=全部を無くすことではありません。
思い出として残したい木や景色を守りながら、負担を減らす方法もあります。

残したい庭木は“1〜2本”にしぼる
まずは、残したい庭木を1〜2本に厳選するところから始めましょう。
シンボルツリーとして形の良い木を残し、
落葉が多い木や日当たりの悪い場所にある植栽は思い切って撤去すると、管理が格段にラクになります。
シンボルツリーの事例をいくつかご紹介いたします。
詳しくは下記実績をご覧ください。
足元の工夫で“草取りの負担”を減らす
足元には、砂利+防草シートを敷く方法がおすすめです。
雑草が生えにくい構造にすることで、これまで頻繁に行っていた草取りの手間が大幅に減り、見た目もスッキリしたお庭になります。
また、今ある植栽をすべて無くすのではなく、低メンテナンスな常緑樹に入れ替えるという方法もあります。
常緑ヤマボウシやソヨゴなどは落葉が少なく、管理しやすい樹木として人気です。
大切なのは、暮らしに無理のない形へ整えていくこと。
庭史では、残したい植栽・減らす部分・変える部分を丁寧にヒアリングし、最適なバランスをご提案しています。
“減らす”|困りごとを優先して“機能性”を整える庭じまい
「庭のお手入れは好きだけれど、量が多くて管理が追いつかない」そんな方に向いているのが、“減らす”庭じまいです。
手に負えなくなった部分だけを見直し、
負担の大きい場所を少しずつ整理することで、お庭全体の管理が楽になります。

伐採・抜根・花壇撤去など、今あるお庭の一部を減らす
まず効果が大きいのは、伸びすぎた庭木の伐採・抜根です。
大きな木がなくなるだけで日当たりが改善し、雑草の量も減り、お手入れの時間が短縮されることも。
また、古い花壇を撤去してシンプルな植栽へ植え替えるだけでも、お庭の見た目がスッキリ整います。
安全面を考えるなら、足元の整地も重要です。
デコボコした地面を整えることで歩きやすくなり、転倒リスクの軽減にもつながります。

防犯・プライバシー対策も同時に改善
さらに、道路や隣家からの視線が気になる場合は、
植物を撤去し、高さを確保できる目隠しフェンスを設置することで日常の安心感がぐっと高まります。
雑草対策には、砂利敷きやコンクリート舗装などのリフォームも効果的です。
人気が高い施工で、費用を抑えつつ“管理のしやすい庭”に変えることができます。
「全部は変えたくない。でも、この部分だけはラクにしたい」
そんな想いに寄り添えるのが“減らす”庭じまい。
負担を少しずつ取り除くことで、暮らしやすさが大きく変わります。

“変える”|ガラッと用途を変えて、新しい暮らしへ
「庭の管理が難しくなってきた」「もっと生活しやすい動線にしたい」
そんなときは、思い切ってお庭の用途そのものを“変える”という選択肢があります。
特に高齢世代では、駐車場へのリフォームが増えています。
車の乗り降りがしやすくなり、雨の日も安心。ご家族の送迎にも便利です。
動線改善で介護にも備えられるお庭に
自転車を置く駐輪場や、季節用品をしまえる物置、歩きやすい通路の拡張など、暮らしに直結する動線改善も人気です。
将来の介護を考えて、玄関から車までの動線をフラットに整える、
段差を無くし、車いすが通りやすい通路にするなど、生活のしやすさを重視した庭じまいが増えています。

ゼロメンテの“コンクリート舗装”や更地化も
さらに管理を一気にラクにしたい場合は、コンクリート舗装がおすすめです。
雑草がほぼ出なくなり、手入れ不要の“ゼロメンテナンス”に近い状態を作れます。
「実家の庭を更地化して売却したい」「相続前に整理しておきたい」という場合、
庭史では荒れた庭の撤去から整地・土壌改良まで一社完結で対応しています。
次の活用方法(新築・賃貸・駐車場など)に合わせて、使いやすい地盤づくりをご提案いたします。
庭は“終わり”ではなく、新しい暮らしをスタートするための大切なスペース。
用途を変えることで、毎日の安心と快適さが大きく変わります。
-
- 残す庭じまいが
向いている方 - ご家族との思い出のある庭木をできるだけ残したい方。
庭全体ではなく、一部を整えて管理の負担を減らしたい場合におすすめです。
- 残す庭じまいが
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- 減らす庭じまいが
向いている方 - 庭いじりは嫌いではないけれど、量が多くて管理が大変になってきた方にぴったり。
伐採・抜根・花壇撤去などで“負担の大きい部分だけ”を整理します。
- 減らす庭じまいが
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- 変える庭じまいが
向いている方 - 駐車場や通路、バリアフリー動線など、暮らしや介護を中心に考えたい方。
庭を“別の用途”に変えて、生活しやすさを優先したい場合に向いています。
- 変える庭じまいが
庭史なら“庭じまい+外構+ドライガーデン”を一度に実現できます
庭じまいから外構リフォームまで“一社完結”で相談できる
一般的な庭じまいでは、植栽撤去や伐採だけを行い、
その後の外構工事は別の業者に依頼するケースも少なくありません。
庭史では、庭木の伐採・抜根、植栽撤去といった庭じまいから、
駐車場リフォーム、目隠しフェンス、土間コンクリート舗装などの外構工事まで一社完結で対応しています。

そのため、「まずは庭を片付けて、そのあと駐車スペースを広げたい」
「庭じまいをきっかけに、生活動線も見直したい」といったご要望にもスムーズに対応可能です。
特に高齢の方にとっては、車の乗り降りがしやすい位置に駐車場をつくる・段差をなくす・転びにくい通路に整えるなど、
介護や将来を見据えた計画が大切になります。庭史では、今後どのようにお庭を利用したいか、どんな暮らしに近づけていきたいかをヒアリングし、それぞれの生活に合ったご提案をおこないます。
今の庭を“手入れのいらない庭”=ドライガーデンに再生
「全部コンクリートにするのは味気ない」「でも、草取りはもう大変…」という方には、
手入れのいらない庭として人気な“ドライガーデン”への変更もおすすめです。
ドライガーデンは、砂利や石を使って雑草が生えにくい構造をつくり、アガベやユッカなど落葉が少なく強い植物を植えるスタイルのお庭です。
水やりや剪定の手間が少なく、見た目もすっきりとしたモダンな印象になります。
ドライガーデンについては、こちらの記事をご覧ください。
「残す」ことにしたシンボルツリーや大切な庭木をアクセントとして活かしつつ、
その周りをドライガーデンで整えることも可能です。
思い出は残しながら、維持費や管理の手間をぐっと抑えられるのが庭史がおこなっている施工の大きな魅力です。

駐車場・バリアフリー・更地化まで“次の暮らし”を見据えたご提案
庭史では、庭じまい後のプランとして、
駐車場拡張や土間コンクリート、スロープの設置など、外構まで含めたフルチェンジのご相談も多くいただいています。
「将来、歩行器や車いすを使うかもしれない」「実家の庭を片付けて売却や賃貸も検討している」など、
今後の予定やご家族の状況をお伺いしながら、整地・土壌改良・コンクリート舗装・更地化といった選択肢も含めてご提案します。
庭じまいは、単に庭をなくす作業ではなく、これからの暮らし方を整えるためのスタートラインです。
名古屋近郊で「庭の終活」や庭じまいをお考えの方は、
庭じまい+外構+手入れのいらない庭づくりまでトータルで相談できる庭史へ、ぜひ一度ご相談ください。
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庭づくり・エクステリアのご相談は「庭史」まで
よくある質問(FAQ)
Q1. 木を切ると“不幸になる”って本当ですか?
「木を切ると不幸になる」という考えは、古くから家を守る象徴として木を大切にしてきた文化が背景にあります。
科学的な根拠があるわけではありませんが、長年家を見守ってきた木に感謝の気持ちを持つことは大切です。
不安がある場合は、地元の神社に相談して簡易なお祓いをしてもらうとよいでしょう。
Q2. 庭じまいはどこまで自分でできますか?
低い草刈りや小さな植木の撤去などはご自身でも可能ですが、高木の伐採・抜根・重機を使う整地は大変危険です。
倒木や事故のリスクもあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

Q3. ドライガーデンは本当に“手入れがいらない”の?
ドライガーデンは、砂利や石で雑草が生えにくい構造をつくり、落葉の少ない植物を選ぶため、一般的な庭より手入れが圧倒的にラクです。
ただし、年に数回の軽い草取りや剪定を行う必要はあるので、
今あるお庭から手入れの少ないお庭に変えたいという方におすすめです。
ドライガーデンの魅力は、植栽と石を組み合わせたおしゃれな見た目と、メンテナンスの少なさです。
庭史ガーデンプランナーのコメント
庭じまいには、「残す・減らす・変える」という3つの選択肢があります。
大切な庭木やご家族の思い出は、すべてを無くすのではなく、形を変えて残すことも可能です。
一方で、庭の放置が続くと雑草や庭木が成長し、伐採・抜根・整地の費用が大きくなることも。

庭史では、庭じまい・外構工事・ドライガーデンまでを一社完結で対応。
暮らしや将来を見据えた“最適なお庭の形”をご提案します。
まずは現地調査にて、お困りごとの確認とご要望の整理から。
無理なく続けられる、お客様だけの「未来の庭づくり」を一緒に考えませんか?
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