庭にドッグラン&遊び場をつくろう|快適アイデアとお庭づくりのポイント
2025.08.15
庭づくり・育て方

犬や猫の運動不足やストレス、庭からの脱走やご近所への配慮…。
ペットが安心して遊べる庭づくりには、外構・設備・植栽のバランスが欠かせません。
この記事では、ドッグランやアジリティ、水場の設置ポイントから、DIYとプロ施工の違いまでを解説。
庭史(にわふみ)ならではの外構エクステリア+植栽+設備のトータル設計で、季節や地域に合わせた快適なペットの遊び場をご提案します。
庭にペットの遊び場を作るメリット
お散歩不足の解消
天候や仕事の都合で、十分なお散歩時間が取れない日も。
そんなとき、庭に遊び場があるとワンちゃん・ネコちゃんは自由に体を動かせます。
特に大型犬や運動量の多い犬種にとっては、自宅で走れるスペースがあることが大きな安心につながります。
ストレス発散
犬や猫も、運動不足や刺激の少ない生活が続くとストレスを感じます。
刺激が少ない生活が続くと吠えたり、家具をかじったりするなど問題行動につながることもありますが、
遊具やアジリティを取り入れた庭で遊ぶことで、心身の健康を保ち、問題行動の予防にもつながります。
家族とのコミュニケーション
家族とのコミュニケーションの場としてもお庭は大活躍します。
ボール遊びや、かけっこを通じて一緒に過ごす時間が増えることで、ペットとの信頼関係はより深まり、暮らしがさらに豊かなものになります。
自宅敷地内の庭なら、安全性も高く、家族全員でリラックスできる庭として過ごせる空間になるので、おすすめです。
他犬や人が苦手な子も安心
他の犬や人に緊張してしまう子でも、お家の庭なら安心。
視線や外部の刺激を遮るフェンスや植栽を組み合わせれば、より落ち着いて過ごせる環境を整えることができます。
安全で快適なドッグランを庭に作ろう
ドッグランをお家の庭につくる際は、犬種や性格に合わせた広さや形、床材の選び方、暑さ対策までトータルで考えることが大切です。
ここでは、快適で安全なドッグランにするための基本ポイントをご紹介します。
・広さと形の目安
ドッグランはワンちゃんの大きさや性格に合わせた広さを確保することが重要です。
小型犬であれば直線で5m程度走れるスペースがあれば十分楽しめます。
一方、中型〜大型犬は運動量が多いため、できるだけ広めのスペースを取りたいところ。
庭の形状によっては曲線やコーナーを取り入れることでスピードの出しすぎを防ぎ、方向転換も自然に行うことができ、
高低差や段差を活かせば運動効果も高まります。
・床材の選び方と特徴
床材はワンちゃんの足腰や管理のしやすさに直結します。
床材には人工芝(遮熱タイプ)、天然芝、ウッドチップ、砂利などがあります。
人工芝は管理が楽で、一年中美しい緑を保てるのが魅力。遮熱タイプを選べば夏の地面温度上昇も抑えられます。
天然芝は足腰に優しい自然な感触で、肉球にも負担が少ないのがメリットですが、定期的なお手入れが必要です。
ウッドチップは衝撃吸収に優れ、足腰への負担を軽減しますが、劣化や風で飛散するため定期的な補充が欠かせません。
砂利は排水性が高く、泥汚れを防ぎやすい反面、足裏を痛めやすいので粒径や形状の選定がポイントです。
・暑さ・日陰対策
夏場は地面の温度が上昇し、肉球の火傷の危険があります。
人工芝や天然芝を選ぶ場合は、遮熱タイプや木陰を組み合わせると安心です。
庭の一部にパーゴラやシェードを設ける、背の高い植栽で自然な日陰をつくるといった工夫も有効です。
さらに、足洗い場や水飲み場を近くに配置すれば、遊びの合間に水分補給やクールダウンがしやすくなります。
・水場・足洗い場
庭に水場・足洗い場を設けることで、遊び中の水分補給や室内に入る前の汚れ落としがスムーズになります。
水飲み場には、自動給水器や安定感のあるステンレスボウルを設置することで、いつでも清潔な水を用意できます。
足洗い場やシャワーは、泥や芝生の汚れを落とし、玄関や室内を汚さずに済むためおすすめです。ホース直結型や蛇口一体型など、使いやすい位置に設置しましょう。
そして、夏場はミニプールやソーラー式ミニ噴水などの水遊びアイテムもおすすめです。
せっかく作るなら、機能性だけでなく見た目にもこだわりたい。
お庭のドッグランや水場をおしゃれにするためには、フェンスや床材の色合いを家や庭全体のデザインに合わせることが大切です。
ウッド調フェンスやナチュラルな植栽を組み合わせれば、景観を損なわず心地よい空間に仕上がります。
アジリティ・ドックポールで遊びと安全をプラス
庭のドッグランをさらに楽しい空間にするには、運動やトレーニングができる遊具を取り入れるのもおすすめです。
アジリティ器具のジャンプバーやトンネルは、ワンちゃんの運動不足解消だけでなく、集中力や俊敏性を高める効果もあります。
ジャンプバーは高さを調整できるタイプ、トンネルは軽量で通気性のある素材がおすすめです。
DIYで設置する場合は、角や金具部分にカバーを付ける、しっかりと固定するなど、安全面を意識した工夫が欠かせません。
また、庭にドッグポール(係留ポール)を設置しておくと、来客時やBBQなどで一時的につないでおけるため安心です。
ただし、設置場所を誤ると動線の邪魔になったり、リードが絡まりやすくなることもあるので注意しましょう。
また、台風や強風時には器具が飛ばないように固定を行ったり、屋内に収納することも大切です。
ステップ・日よけ・照明で快適に過ごす工夫
庭は走って遊ぶだけでなく、犬や猫が安心してくつろげる空間であることも大切です。
たとえば、お庭に面している窓にステップを設置すれば、ワンちゃんが無理なく昇り降りでき、シニア犬でも安心。
木目調タイルを敷けば明るい印象になり、雨の日でも滑りにくく歩きやすいお庭になります。
また、季節ごとの快適性を高めるには犬小屋や日よけの工夫も欠かせません。
パーゴラやタープを取り入れれば真夏の直射日光を和らげられ、寒い季節には風よけの役割も果たします。
小屋を設ければ天候に左右されずに休めるため、愛犬にとって快適に過ごせるスペースになります。
さらに、忘れてはならないのが照明です。
夜間のお庭ドッグラン利用や帰宅後のひと遊びでも、安全を確保できるように、
センサーライトや足元を照らす照明を取り入れれば、飼い主もワンちゃん・ネコちゃんも安心。
庭全体を囲むフェンスや動線を考慮し照明を設置することで、より快適な利用が可能です。
庭史では、出入りのしやすさ・日陰・洗い場という基本ポイントを押さえながら、
外構・エクステリアと植栽を組み合わせた快適な設備づくりをご提案しています。
お庭の安全性を確保する外構・エクステリア
犬や猫が安心して遊ぶためには、外構・エクステリアの安全性が欠かせません。
特にフェンスの高さは犬の大きさや運動能力に合わせて設定することが重要で、小型犬は90cm以上、中型犬以上は120cm以上が目安となります。
また、隙間の幅が広いと小型犬や子犬が抜け出してしまう恐れがあるため注意が必要です。
さらに、目隠しや遮音を施すことで、通行人や他の犬への過剰反応を防ぎ、落ち着いて過ごせる空間をつくることができます。
フェンスの種類や設置方法については、より詳しくまとめた記事で解説しています。
DIYとプロ施工の違い
DIYは材料費を抑え、自分好みに作れるのが魅力ですが、安全性や耐久性は設計や施工精度に左右されます。
人工芝やウッドチップ、簡易フェンスなどは、比較的DIYでも扱いやすい素材です。
一方、プロ施工は費用こそかかりますが、
外構基準に基づいた安全設計と美しい仕上がりが期待できます。
用途や予算に合わせて、DIYとプロ施工をうまく組み合わせるのもおすすめです。
DIYでは「作った後に改修が必要になった」という後悔の声も。
特に動線や日陰、水場の位置を十分に検討しないと、完成後に使い勝手が悪くなることがあります。
こうした後悔を防ぐためには、設計段階で安全性・快適性・デザイン性をバランス良く考慮することが大切です。
庭史では、外構エクステリア・植栽・設備を一括で提案できるトータルプランニングが強みです。
ワンちゃん・ネコちゃんに合わせた安全設計を行い、フェンスや床材だけでなく、口にしても安心な植栽の選定や、有害植物を避けるアドバイスも行います。
地域の気候や季節の変化を考慮した施工実績も豊富で、一年を通して快適に過ごせる庭づくりを実現します。
よくある質問(FAQ)
Q.ドッグランを作るときに最低限必要な広さは?
小型犬なら幅5m程度の直線で走れるスペースがあれば十分です。
中型~大型犬の場合はより広いスペースが必要で、庭の形に合わせてコーナーや曲線を取り入れると安全に運動できます。
Q.水場は冬どうすればいい?
冬は気温が下がり、水場や足洗い場が凍結することがあります。
凍結すると給水器や蛇口の破損、滑ってケガをするリスクが高まるため、寒冷期は水抜きをしておくか、保温カバーを使用しましょう。屋外で使う自動給水器の場合は、凍結防止ヒーターや断熱材を併用する方法もあります。冬場でも晴れた日は水場を使うことがあるので、季節や天候に合わせた柔軟な管理がポイントです。
Q. 雨の日でも快適に遊ばせる工夫は?
床材を人工芝やウッドチップにすると泥はねを防ぎやすく、足洗い場を設ければ帰宅前のケアもスムーズです。
屋根付きのタープやパーゴラを取り入れると、雨の日でも遊びやすい空間に。
庭史では動線や排水まで考慮した設計で、雨の日も快適に過ごせるお庭をご提案します。
庭史ガーデンプランナーのコメント
ワンちゃん・ネコちゃんが庭でのびのび遊ぶ姿は、何よりも癒やしになります。
でも、その裏には「安全」と「快適」の工夫が欠かせません。
フェンスや床材ひとつで、ケガの予防やストレス軽減が叶いますし、日陰や水場を加えれば真夏でも快適に過ごせます。
季節が変われば、必要な対策も変わります。秋は落ち葉や台風対策、冬は風よけや陽だまりづくり。
庭は一年を通して表情を変える空間です。
私たちは外構エクステリア・植栽・設備をトータルで考え、ペットも家族も安心して過ごせるお庭をご提案します。
「このスペースでどんな遊びができる?」「植栽とフェンスを一緒に考えたい」
そんな時は、ぜひ庭史へ。地域と季節に合わせた最適なプランをご提案いたします。
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