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ドライガーデンの作り方|小さいお庭でも出来るおすすめ植物

2025.10.17

お庭づくり

小さなお庭でも、ドライガーデンはつくれる

「うちの庭、狭いし…」「玄関前のちょっとしたスペースでもできるかな?」
そんな声をよくいただきます。実は、小さなお庭ほど“ドライガーデンの良さ”が活きる空間なんです。

特に名古屋などの市街地では、「庭が広く取れない」というお悩みもよく耳にします。
けれど、限られたスペースだからこそ、デザインの工夫でぐっと洗練された印象にできます。

乾いた質感の砂利や石、造形のある植物を組み合わせることで、手入れの手間をかけずに洗練された印象に。
限られたスペースでも、デザイン次第でぐっと魅力的な庭になります。

この記事では、小さいお庭や玄関前でも楽しめるドライガーデンのつくり方を、
庭史(にわふみ)の施工事例とともにご紹介します。

 

この記事でわかること

  • 小さいお庭でもドライガーデンを楽しむ方法
  • 広く見せる配置・デザインのコツ
  • おすすめのドライガーデン植栽
  • ドライガーデンをつくる場所選び
  • 自分でやるか、業者に頼むかの判断ポイント

小さいお庭でガーデニングを楽しむ方法

「うちの庭、狭いし地植えもできないから…」とあきらめていませんか?
実はドライガーデンは“広さ”よりも“デザインのバランス”が大切。

鉢やプランターを使えば、わずか1㎡ほどのスペースでもおしゃれなミニガーデンをつくることができます。

たとえば、小ぶりのアガベやユーフォルビア、セダムなどを組み合わせて、
鉢をいくつか並べるだけでも立派なドライガーデンに。

日差しが限られる玄関前や建物の影でも十分楽しめます。

ポイントは、鉢・砂利・石の色を統一すること。
同系色でまとめるだけで、自然と空間が引き締まり“プロがつくったような”統一感が生まれます。

また、季節や気分に合わせて鉢の位置を変えれば、配置そのものをデザインとして楽しむこともできます。

「ちょっと試してみたい」「自分でもできそう」と感じたら、まずは小さな鉢から始めてみてください。

そして、「なんだかバランスが取りづらい」「もっとおしゃれに仕上げたい」と感じたら、庭史(にわふみ)へお気軽にご相談ください。
限られた空間でも、プロの手で“完成度の高い庭”に仕上げることができます。

鉢・プランターで小さいお庭をおしゃれに見せるアイデア

鉢・プランターを中心とした置くドライガーデン。

すぐ取り入れられる“見せ方の工夫”をご紹介。
地面の土を大きくいじる必要がなく、ちょっとしたコツで印象が変わります。

高さの“差”で動きを出す

シンボル1鉢(アガベやユッカなど)を決め、まわりに低めの下草(フェスツカやセダム等)を置いて立体構成に。
鉢スタンド・コンクリートブロック・ウッド台などで鉢の高さを3段階にすると、奥行きとリズムが生まれます。視線は「背の高い→中・低い」へ流れるように、見える角度を意識して配置しましょう。

カラーコントラストで印象を変える(鉢・受け皿・小物で統一)

色数は3色以内が基本。外壁や門柱のトーンに合わせて、
・鉢と受け皿を同系でそろえる
・トレイや小さな置き石でベース色を足す
など“置くだけ”の工夫で統一感が出ます。

モダンに寄せたいなら濃色鉢×アガベ、やわらかく見せたいなら明るい鉢×多肉植物を。
色を整理するだけでも、おしゃれな空間に。

玄関前を“見せる場所”に変える

夜の雰囲気づくりは、ソーラーライトやポータブルの置き型ライトが手軽。

配線や埋め込みなしで、鉢の背後から当てるだけで陰影が生まれます。
低木やグラス類の足もとをほんのり照らすと、帰宅時の安心感もアップ。

「高さ」「色」「光」を鉢まわりで整えるだけでも、十分おしゃれに見えます。
地面の加工や石の本格的な組み方は、色々な施工事例を見ながら検討していきましょう。

ドライガーデンを作るおすすめの場所

ドライガーデンは、実は「作る場所」次第で印象が大きく変わります。

限られたスペースでも、ポイントを押さえればぐっとおしゃれな空間に見せることができます。
ここでは、お庭や玄関まわりなど、戸建てに取り入れやすいおすすめの場所をご紹介します。

 

玄関前・アプローチ沿い

まずおすすめなのが、玄関前やアプローチ沿い。

来客の目を引く“家の顔”となる場所です。
門柱やポストのデザインと合わせて植栽や石材のトーンを統一すると、全体にまとまりが生まれます。

また、夜間はライトアップで植物の陰影を演出すれば、昼とは違う表情を楽しむこともできます。

駐車場横・外構のすき間スペース

駐車場横のちょっとした空間も、立派なドライガーデンに変えられます。

コンクリートの無機質な印象を和らげ、建物とのバランスを整えてくれる場所です。
低木やグラス系(フェスツカやリュウノヒゲなど)を中心に植えると、車の出入りを邪魔せずやわらかな印象に。

建物の角や南側の日当たりゾーン

建物の角や南面など、日差しがしっかり当たる場所はアガベやユーフォルビアなど、乾燥を好む植栽にぴったり。

壁際に植えると奥行きが生まれ、エクステリア・外構デザイン全体のワンポイントになります。
さらに、外壁の色に合わせて溶岩石や砂利のトーンを統一すると、外観全体の統一感がぐっと高まります。

ベランダ・屋上などの小空間にも

「庭がないから無理」と思っている方も、ベランダや屋上なら大丈夫。

軽量の鉢や防水性の高いプランターを使えば、十分にドライガーデンの雰囲気を楽しめます。
特に、室内から見える位置に配置すれば、眺めて癒される空間になるので、おすすめです。

狭い空間ほど、鉢の形や配置で印象が変わるので、配置バランスを意識してみてください。

このように、ドライガーデンは「どこでやるか」によって表情が変わります。

ご自宅の中で、どの場所がドライガーデンに合うか迷ったら、ぜひ庭史へ。
立地や動線を考えた最適なレイアウトをご提案しています。

小さいお庭を広く見せるレイアウトのコツ

限られたスペースでも、レイアウトの工夫次第で、広く見える庭を作ることが出来ます。
ポイントは「抜け感」「奥行き感」「統一感」。この3つを意識するだけで、見た目の印象が大きく変わります。

“余白”を残して抜けを作る

小さいお庭ほど、つい植物や石をたくさん置き、余白をきっちりと埋めたくなりがちです。

けれども、実は“余白”こそが広く見せる最大のポイント。

シンボルになる植栽を1本決めたら、周囲には低めのグラス類や砂利を敷いて、空間に“抜け”をつくりましょう。
高低差を意識して「背の高い植物→中くらい・低い」の順に配置すると、奥行きが自然に生まれます。

視線の抜けを意識して奥行き感を作る

レイアウトを考えるときは、正面からだけでなく“斜めから見たとき”の印象も意識してみてください。
斜めのラインを描くように植栽や石を配置すると、視線が奥へと誘導され、実際よりも広く感じられます。

色のトーンを揃えて統一感を出す

素材の色を統一するのも、空間をすっきり見せるコツです。

外壁やアプローチの色と合わせて、砂利や石材を3色以内でまとめると、視覚的な情報が減り広く見えます。
たとえば、明るいベージュ系で統一するとナチュラルで柔らかな印象に、グレー系ならスタイリッシュでモダンな雰囲気に。

このように、小さいお庭を広く見せるコツは“足し算”よりも“引き算”。
スペースに余裕を持たせることで、植栽や石ひとつひとつの存在感が引き立ちます。

どこにどれだけ配置すればバランスが取れるか迷ったら、ぜひ一度プロに相談してみてください。
庭史では、限られた空間を活かしたレイアウトをご提案しています。

小さいお庭におすすめの植栽と選び方

ドライガーデンを小さいお庭で楽しむなら、「成長しすぎない」「手入れが少なくて済む」植栽を選ぶことで長くおしゃれが続く空間に。
ここでは、限られたスペースでも映える、おすすめの植栽をタイプ別にご紹介します。

主役になるシンボルプランツ

まずは、空間の中心となるシンボルプランツを1~2本選びましょう。
ドライガーデンらしい存在感を出すには、葉の形や立ち姿に特徴のある植物がおすすめです。

  • アガベ:
    肉厚な葉と造形的なフォルムが魅力。種類によってサイズも豊富で、玄関前やアプローチにも人気。
  • ユッカ:
    シャープな葉がモダンな印象。日当たりと風通しがよければ、少しのお手入れで元気に育ちます。
  • コルジリネ:
    赤や紫などカラーバリエーションが豊富。差し色として使うと一気に華やかに。
  • ドラセナ:
    やわらかな葉姿で、ナチュラルな外構にも合わせやすい。耐陰性があり、半日陰にも植えることができます。

グランドカバー・下草

メインの植物を引き立てる“名脇役”。
足もとをやさしく覆ってくれるグラス系や下草を組み合わせると、自然な広がりと立体感が生まれます。

グランドカバーを敷くだけで土の乾燥を防げるほか、雑草対策にもなります。

  • フェスツカ・グラウカ:
    青みがかった細葉が美しく、乾燥にも強い。アガベとの相性抜群です。
  • リュウノヒゲ:
    半日陰でも育つ万能下草。黒竜ならモノトーンのデザインにも合います。
  • セダム:
    色とりどりの種類があり、ローメンテナンス。鉢植えにも地表カバーにも使えます。

鉢植えで楽しむ多肉植物

日当たりのよい場所なら、鉢で育てる多肉植物もおすすめ。
種類や形が豊富で、コンパクトながらも存在感があります。

  • エケベリア:
    バラのようなロゼット状の葉が特徴。寄せ植えにしてもおしゃれです。
  • アロエ:
    独特の模様とフォルムが魅力。乾燥に強く、少しのお手入れで元気に育ちます。
  • ユーフォルビア:
    トゲのある品種や樹形の美しいタイプなどバリエーション豊富。スタイリッシュな雰囲気に。

鉢植えなら移動もでき、季節や気分で配置を変える楽しみも。

小さいお庭ほど、植物選びがデザインの鍵になります。
「少なくても映える」「育てやすく続けられる」バランスを意識して、お気に入りの一本から始めてみてください。

プロが選ぶドライガーデン植物12選|おしゃれに決まる植栽バランスと事例

大きくならない植栽一覧

「やっぱり庭に木を入れたい」「緑のボリュームがほしい」
そんな方におすすめなのが、“コンパクトに育つドライガーデン向きの植栽・低木”です。

成長が穏やかで手入れも少なく、小さいお庭や玄関前にも取り入れやすい植栽・低木をまとめました。

アガベ

ドライガーデンの象徴ともいえる存在。

太陽を好み、乾燥に強いのが特徴です。
種類によってサイズが異なり、小型種のアガベ・ポタトルムなどは玄関前にもおすすめです。

ユッカ

シャープな葉姿が印象的で、モダンな外構・エクステリアにもよく合います。

成長がゆるやかで、刈り込みもほぼ不要。
日当たりのよい場所を好み、排水性のよい土を好む植栽です。

ドラセナ

葉が柔らかく、ナチュラルな印象に仕上げたい方におすすめ。
室内観葉でも人気の種類で、屋外でも寒さに強い品種を選べば育てやすい植栽です。

フェスツカ・グラウカ

青みがかった細葉が美しいグラス系植物。

草丈20cm前後と低く、根づくとほぼお手入れが不要です。
足もとをふんわり彩るグランドカバーとしてもおすすめ。

ユーフォルビア

スタイリッシュな樹形で、近年人気上昇中。

多肉質で乾燥に強く、日当たりのよい場所ならほとんど水やり不要。
トゲのある品種は防犯性も兼ねることができます。

どの植物も、成長がゆるやかで“剪定の手間が少ない”のが特徴です。
背の高い樹木を避けて低木・中低木を選ぶことで、圧迫感のないドライガーデンが完成します。

よくある質問(FAQ)

「庭が狭いけどできる?」「どんな植物を選べばいい?」「自分で作っても大丈夫?」など、
小さなスペースでドライガーデンを楽しみたい方から、よく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 小さい庭でも本当にドライガーデンはできますか?

もちろん可能です。

1㎡ほどの小スペースでも、鉢植えやプランターを使えば立派なドライガーデンがつくれます。
重要なのは広さよりも配置と素材のバランス。

鉢・砂利・植物のトーンをそろえるだけで、統一感のある空間に仕上がります。

Q2. DIYで作っても大丈夫?

プランターや鉢を使ったドライガーデンなら、DIYでも十分に楽しめます。

ただし、砂利や石を敷く場合は「下地の水平」「排水性」の確保が重要です。
水はけが悪いと植物が傷みやすいため、下地処理に不安がある場合はプロに相談するのがおすすめです。

Q3. 植物のメンテナンスは大変?

基本的にはローメンテナンスで楽しめます。

アガベやユッカなどの多肉系・グラス系植物は乾燥に強く、水やりも控えめでOK。
年間を通して大きな手間はかかりません。

Q4. 植物はどこで買うのがいいですか?

ホームセンターや園芸店でも購入可能ですが、
ドライガーデンに向いた種類(乾燥に強い品種)を選ぶのがポイントです。

庭史ではアガベやユーフォルビアなど、育てやすくデザイン性の高い植栽のご提案も行っています。
植える場所や土質に合わせたアドバイスも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

庭史ガーデンプランナーのコメント

限られたスペースでも、植物や素材の選び方・レイアウトの工夫次第で、驚くほど印象的なドライガーデンをつくることができます。

鉢植えや低木、砂利・石のトーンをそろえるだけでも空間が整い、“自分らしい小さなお庭”が完成します。
「やってみたいけど、バランスが難しそう」「どの植物を選べばいいかわからない」そんなときは、プロに相談するのが近道です。

庭史では、名古屋・春日井エリアを中心に、ドライガーデン施工を多数手がけています。
お気軽にご相談ください。

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