限られた空間だからこそ活きる、引き算のお庭づくり
既存樹を剪定し、日本庭園に早変わり
2025.04.28
庭・エクステリア
- 地域
- 名古屋市
- 施工内容
- 造園工事
- 費用感
- 約19万円
- 施工期間
- 3日間
- 物件タイプ
- 既存旅館
- 使用した植栽
- マキ、ナンテン、ツバキ、ハラン
- 使用した商品
- 灯篭、ダウンライト、白河砂利、縦格子、鉄平石
-
お客さまからのご要望
・マキ、ナンテン、ツバキ、ハラン等、既存樹の剪定
・中庭にある給湯器の目隠し
・砂利敷上記三点をご希望いただきました。
-
設計・施工ポイント
今回のお庭づくりでは、異なるスペースにそれぞれの個性を持たせつつ、共通して「和モダン」の落ち着きと洗練された雰囲気を追求しました。
玄関前の空間は、剪定した高木を中心に据え枝ぶりの美しさと空間の広がりを演出。柔らかく細かい粒に光が反射しやすい特徴をもつ白河砂利を敷き詰め、雑草対策と明るさを両立させました。中央には重厚感のある石灯籠を設置し、昼は趣き、夜はライトアップで幻想的な景色を楽しめる設計としました。植栽は高低差を活かして配置し、立体感と季節感を演出。黒いフェンスが背景となり、緑の美しさを一層引き立てながらプライバシーにも配慮しています。
中庭は、縦格子を使用し給湯器の目隠しをすることで限られたスペースをスッキリとさせ、静寂な空間づくりを意識しました。中心に据えた素朴な石灯籠を囲むようにナンテンの細身な樹形を際立たせる剪定をおこない、シンプルな美しさに。足元には白河砂利と鉄平石を組み合わせ、立体感を演出。無機質なコンクリート壁に対し、植物の緑を効果的に配置することで空間全体に温かみを持たせました。
より少なく、より美しく。場の空気、雰囲気をいかに造るか。
日本庭園の哲学を詰め込んだお庭となりました。ご依頼いただきましてありがとうございました。
植物を活かした外構造り、お任せください。
外構に強い造園会社 庭史